最近知人が西日本新聞に「日本のおもてなし文化」をテーマに記事を書きたいということで、
「日本のおもてなし文化」について御互いにブレストをした。
二人でああでもない、こうでもないと盛り上がり、こんな風に意見がまとまった。
結局は、長引く経済危機で日本経済が低迷し、元気が良いといわれる中国に進出する日系企業も多い。
しかしながら、現実は一例として中国や韓国の家電なども以前に比べると品質もアップした。
日本の家電は高くても性能に間違いなし。これは以前と変わっていない。
とはいえ、この国の商品は値段が日本家電に比べ格段に安く、品質もかなり追いついてきた。
そこまで出して日本家電を買うことに魅力を感じない人も増えている。
では今の日本が世界に向けて自信を持って売れるもの=「売り」は何だろう?
時代は変化し、農業の時代、工業の時代、サービスの時代入ったといわれて久しい。
この時代だからこそ、日本が世界に間違いなく、秀でて売り込める分野が
「日本のおもてなし文化」ではないだろうか?と。
これが日本産業の最後の切り札とは言わないまでも、
日本の経済復興に欠かせない分野であることは間違いない。
このおもてなしの精神を伝導し、浸透させることは容易ではない。だが、少なくともこの国では、
温泉文化がブームになりつつある。それも水着で入る中国式でなく、まさしくおもてなし文化と
5Sの精神に貫かれた日本式。真似が得意なこの国の人たちが、欲しくて欲しくて仕方ないが、手に入らない。
それが、「日本のおもてなし文化」。私たち日本人でさえ、「おもてなし」を明確に説明できないのだから。
私たちは、どこでおもてなし文化を身につけたのか?素晴らしい文化の中でどっぷり育った私たち日本人。
その答えを考えても見いだせないほど、「おもてなし精神」に満ちあふれた国。
それが、日本という国。どの民族も、おもてなし文化に触れると、心地よく感じる。
日本を訪れた中国の人たちは、日本に対するイメージをさらによくして帰るばかりか、悪いイメージであっても、
それを払拭して帰ってくる人もいる。
私たち日本人は恵まれた環境に感謝し、日本文化にもっと誇りを持っていいのでは?
以上