中国人にマナー教育をしても意味がない。
文化背景も違うし、今までこれだけみんなが自由にやっているのに、今更マナーとか面倒くさい、堅苦しそう、
つらいことはいや!という人に教えても無駄だ。という話をよく耳にします。
確かに私自身も過去に何度がそう思ったことはありますが、今はそうは思っていません。
私は普段からできるだけ生徒さんと本音の会話をするようにしています。
研修の前と後で目の輝きが変わった生徒さんたちを何人も見てきました。
確かに彼ら彼女たちは研修で何かを気づき、私を慕って今も個人的に交流のある生徒さんもいます。
研修を行った後に周りの適切なフォローアップがあれば、自力で育つようになります。
一人歩きできるまでは、気長に彼らの未熟さを認め、見守ってあげるサポートが非常に需要です。
マナー研修とは、教える内容は誰もが知ってることでとても簡単かもしれませんが、
文化、教育背景の違う外国人に理解してもらうには工夫が必要です。6年間の経験の中でそのあたりはノウハウが蓄積されてきました。
研修の効果を左右するポイントは2つ
①手法であったり共感を呼ぶ事例であったり、講師と生徒さんとの非言語、言語コミュニケーション力が
大きく関係してくると思います。
②研修内容を自然とリマインドし、行動に落とし込み持続させる仕組み作り
会社のレベルは人のレベル。
人はものではないので、教えて育てる。教育なくして育ちません。これは万国共通の事だと私は考えています。
それゆえ、中国人へのマナー教育は意味がない。なんてことは断じてありません。 岩村 圭子