去年の暮れに、56歳の誕生日と結婚生活28年を迎え、ちょうど人生の半分は結婚していたことになった。
CA時代12年、主婦生活12年、起業して12年、ちょうどこれもそれぞれ12年
「これからの人生、どのように生きていきたいのか?」と真剣に考えてしまった。
なし崩しに「生きる」人生ではなく、確かに「歩んだ」と思える人生を送るためには、「自分の気持ち、行動、思考」の一致が必要。
果たして今の私は、その3つが同じ方向に向いているか?
人生100年と言われるようになったけれど、最近年老いた両親の生活を見るにつけ、身体が自由に動くのは果たしてあと何年なんだろう?
焦りにも似たなんとも言えない「もやもや」が私の中にあふれてきた。
今の生活、悪くない。でも、本当に心の底から「充実」しているか?何をしたら、「充実」するのか?
待てよ、私にとってそもそも「充実」するってどういう状態?
終わりのない「禅問答」が始まった。
悩んだ末、何かを変えたくて、10年住んだ家の引っ越しを決めた。ところが、、、、契約直前になって、自分の原因ではなく、新しい家に住めなかった。
「心地よい場所への引っ越し」は私の中では、今選択できる最強特効薬に思われていた。それから、取りつかれたように何度も足を運んで、探し続けた。
妥協しないで、自分が気持ちよく暮らせる場所を。
とうとう、疲れ果て、「引っ越し」をいったん白紙に。そう決めた瞬間、すごく肩の荷が下りた気がして、一気に疲れが出てきた。
その時、やっとわかった。私は、結局本来の目的から外れて「引っ越す」ことが目的で、
「気、に、い、ら、な、く、ても決める」
勝手に自分の追い込んでしまった「家さがし」。危うく、「間違った家」に引っ越すところだった。
冷静さを失った自分は、まさに「壊れた羅針盤」だと自分を振り返った。
自分の「北極星」を探すこと。それが今の自分が探さなければいけないもの。
続きは、また今度